季節が寒くなると、恋しくなるのが「お鍋」ですね。
いろんなバリエーションの鍋がありますが、やっぱり冬はカニ鍋。
お鍋をつつくとズワイガニや、タラバガニ…あれ?何?
蟹の甲羅に何か黒い粒が付いていますね?
「あれ」は何なのでしょうか?
- 蟹に付いている黒い粒は何?
- 食べても大丈夫?
- 蟹に付いている黒い粒は、どうやって取り除くの?
蟹を安心して食べたい!
それなのに、黒くてつぶつぶしているものが付いていて、何だか気持ち悪いんですけど…
そんな疑問やお悩みを、解決できるように調べてみました。
きっとこれなら、あなたも蟹を安心して食べられますよ。
蟹に付いてる黒い粒って何?甲羅のつぶつぶの正体!

みなさんが気になっている「蟹に付いてる黒い粒って何?甲羅のつぶつぶの正体!」について調査してみました。
蟹の甲羅に付いてる黒い粒は、カニ◯◯の卵!
蟹の甲羅に付いてる「黒い粒」は、フジツボやカニビルの卵です。
「あ~、そうなんだ。ちょっとググってみようかな?」
ちょっと待って!それは、かなり危険な行為ですよ!
私は「蓮コラ」「集合体恐怖症」「水中恐怖症」「虫嫌い」という、リサーチャーとしては不向きな人間です。
そして世間知らずで、興味本位にググってみてトラウマ状態になりましたよ。
何せ、カニビルの卵の黒い粒が気持ち悪い!
閲覧してから瀕死状態で「カニビル」をワード検索してみて、初めて「検索してはいけない言葉」だと知りました。
「検索してはいけないワード:カニビル」は、危険度2(低中度:慎重な判断が必要)でした。
有名な「犬鳴トンネル」や「コトリバコ」も「検索してはいけないワード:危険度2」なので、「カニビル」もかなり閲覧注意で危険です。
ちなみに、「フジツボ」ヴァージョンもエグい。
私は「セミエビ」ヴァージョンを閲覧して、「姿揚げ(丸ごとフライ)」に見えました。
黒いつぶつぶは、なぜ蟹の甲羅に付くの?
この「黒いつぶつぶは、なぜ蟹の甲羅に付くの?」かを、私は「カニビル」画像で瀕死状態ですが調べてみました。
- カニビルの主な生息地:海底の泥砂
- カニビルは、硬いもの(岩など)に産卵する習性がある
- この卵は、硬いもの(岩など)にくっつく性質を持つ
「カニビル」は、主に海底の泥砂に生息しています。
「カニビル」は硬いもの(岩など)に産卵し、この卵は硬いもの(岩など)にくっつく性質を持っています。
しかし海底には岩が少なく、ちょうどそこを歩いていた蟹の甲羅が恰好の産卵場所なのでしょう。
カニビルママは、「良い産婦人科ができたわね」と速攻で産み付けます。
蟹の甲羅の上が、空前のベビーラッシュです。
蟹に付いてる黒い粒、人体に害はないの?

みなさん、もう少しです!頑張りましょう!
「蟹に付いてる黒い粒、人体に害はないの?」かを調べてみました。
蟹の黒い粒は身にも寄生しているの?
カニの甲羅に卵を産み付けるカニビル。
このカニビルってカニの身体に寄生しているのかどうか気になりますよね。カニビルはカニの身体には寄生することがないので安心してください。
あくまでも卵の産み場所としての寄生です。
カニビルは主にカレイなどの魚の体液を食料としている生き物です。カニのように硬い殻に覆われた生き物の体液を吸うことはありませんし、体内に寄生することもありません。
引用:蟹の甲羅に付いている黒い粒は何?
カニビル自体は、産卵場所として蟹の甲羅を利用しているだけのようですね。
カニビルの特徴は、吸盤のような口で魚に取り付いて体液を吸います。
よって、硬い甲羅に覆われている蟹の体液を吸うことはできませんし、体内に寄生することもありません。
蟹の自前の「鎧」は鉄壁ですね!安心して蟹が食べられます~。
カニの脚の部分に付いていても大丈夫?
お鍋をつついて、「あれ?カニの脚の部分にも!」カニの脚の部分に付いていても大丈夫?なのか調べてみました。
カニビルの産卵場所は蟹のほぼ全身が対象
カニは全身が硬い甲羅に覆われていますので、どこの部分もカニビルの産卵場所になります。
どこでも産み付けられてしまいますので、脚の部分にも産み付けられるでしょう。
しかし、お鍋や加熱調理されたカニを、殻ごと食べる強者はほとんどいないと思います。
カニは剥いて、身だけ食べるようにしましょう。
蟹に黒い粒が付いたままお鍋にしちゃったけど平気?
あんまり外観チェックせず「蟹に黒い粒が付いたままお鍋にしちゃったけど平気?」かどうかも、調べてみました。
カニビルが付いた甲羅をそのまま鍋にしても大丈夫なのでしょうか?
結論から言いますと、特に問題はありません。
カニは流通過程であらかじめ塩茹でされたり、冷凍されたりしているのでカニビルの卵は既に死滅しています。
そもそもカニに付いているカニビルの卵はほとんどが既に孵化した後のもぬけの殻です。ですので、そのまま入れても問題はありませんし、誤って食べてしまっても特に問題はないのです。
ただし、虫の卵ということもありますので、なんとなく気持ちが悪いと思われ方もいますので、知人に出される時等にはあらかじめ取り除かれておくほうが良いでしょう。
引用:蟹の甲羅についてる黒い粒は何?
みなさん、一緒にお鍋に入れちゃってても平気ですよ!
しかし、やはり「虫」ですし、実際はまだ生態が解明されていないこともある「カニビル」。
出来れば取り除きたいですし、お鍋に一緒にグツグツしたくないのが個人的な感想です。
蟹に付いた黒い粒の取り方・処理法

そこで、「蟹に付いた黒い粒の取り方・処理法」を調べてみました。
- 蟹を茹でて、「カニビル」の卵を柔らかくする
- 「タワシ」で、力の限り擦る!
「超」が付くほど直球勝負で、これ以外の選択肢がないようです!
蟹は加熱処理されたり冷凍してから、市場や店頭などへ並びます。
そのため「カニビル」自体は死滅していますが、あの黒い粒が付いていて「見た目」に問題がありますよね。
「茹でれば柔らかくなって取りやすくなるかも?」
確かに取りやすくなると思いますが、やはり仕上げは「タワシ」で擦らなければ「カニビル」の卵は取れないようです。
ディズニーアニメ「アラジン」の魔法のランプのように、ひたすら擦りましょう。
魔法の言葉:「黒いつぶつぶが付いているほど身入りが良い」
海からの贈り物の蟹を、1杯ずつ丁寧に「カニビル」を取り除いてお届け…
そんな訳にはいかないですよ!
力の限り擦り続けられません!しかも何百杯なんて!
そこで魚屋さんは魔法の言葉を考えました。
「黒いつぶつぶが付いているほど身入りが良いよ~」
その言葉を聞いて、私たち消費者は黒い粒が付いているものを買ってしまいますね。
しかし、いくら黒いつぶつぶが大量にくっついていても、蟹の中身は見えないので必ずしも「良い」とは限りませんよね。
これは、魚屋さんの「セールストーク」でした。
でも、この魔法の言葉には根拠がありますよ。
より身がつまったカニの見分け方は?

それでは、「より身がつまったカニの見分け方は?」について調べてみました。
美味しい生カニは「腹の色」や「匂い」をチェックすることでも見分けられます。
引用:美味しいカニの見分け方とは?
カニの腹は、本来黄みがかった白色をしているのが特徴です。
脱皮したばかりの若ガニの場合、腹は「キレイな白色」をしています。
このことを踏まえると、なるべく身の詰まった生カニを選ぶためには、「腹が黄ばんでいる個体」を探すのがポイントです。
まだまだ若輩者の未熟なカニと、貫禄たっぷりでいくつも死闘を繰り返してきた完熟のカニとどちらを選びますか?
雌ガニは14回脱皮し、雄ガニは16回脱皮します。
カニは、無事に脱皮をコンプリートしたら漁獲しても良い大きさになります。
まだまだ脱皮を完全コンプリートしていない若ガニは、カニビルが産卵しても脱皮してしまうので黒いつぶつぶは残りません。
なので、いくつもの死闘をくぐり抜けてきた完熟ガニは、たくさんのカニビルの卵を背負っていますね。
魚屋さんが考えた魔法の言葉「黒いつぶつぶが付いているほど身入りが良いよ~」も、一理ありました。
蟹についてる黒い粒は何?つぶつぶの正体!まとめ
今回は、「蟹に付いている黒い粒は何?つぶつぶの正体!」について調べてみました。
- 蟹に付いてる黒い粒って何?甲羅のつぶつぶの正体!:「カニビル」の卵
- 蟹に付いてる黒い粒、人体に害はないの?:人体には無害(見た目は有害)
- 蟹に付いた黒い粒の取り方・処理法:蟹を茹でて「タワシ」で力の限り擦る
- より身がつまったカニの見分け方は?:「カニビル」の卵を背負った腹が黄色いカニ
冬はやっぱり「カニ鍋」が恋しくなります。
みんなでワイワイとお鍋をつつきながら、心の中で「あの蟹に付いてる黒い粒って何?」とか考えなくて良さそうですね。
蟹に付いてる黒い粒の正体は「カニビル」で、人体には無害です。
見た目が気になるようなら、蟹の殻をちゃんと剝いて身だけを食べましょう。
是非ともみなさんも「カニビル」を怖がらずに、心ゆくまで蟹を堪能してみてはいかがでしょうか?
私も「アラジン」のランプの精「ジーニー」が出るほど、蟹を擦って「カニ鍋」を作りますね。
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