毎年年末に放送される恒例のお笑い番組「m1グランプリ」。
年を重ねるごとに出場する芸人さんたちが多くなり、「第18回目」となる2022年でも7261組がエントリーして過去最多。
いよいよ今月18日に決勝ですね!決勝進出メンバーは、わりとわかめのコンビが多い印象、新しい審査員も追加され世間の賛否両論ありますが…
いよいよ年末に放送される「m1グランプリ」への関心が高まってきていますね。
2022年では、どんなガチンコ勝負が観られるのでしょうか、楽しみです。
そういった中、「今年のm1はちゃんと審査してくれるのだろうか?」といった疑問が浮かんできますね。
昨今では、「m1審査員がおかしい!」「2021年の錦鯉優勝に納得いかない!」といった声がツイッターでも多く見られています。
そもそも「Ⅿ-1審査基準」があるの?
これらの疑問や不満の声について、調査してみてみました。
私のm1グランプリへの見解も含めて、「どういった視点からm1グランプリを観るか?」によって、m1グランプリを観る楽しみ方や出場する芸人さんたちへの視点が変わると思いますよ。
m1審査員のココがおかしい2選!
2001年から開催されている芸人たちの晴れ舞台「m1グランプリ」。
その「m1グランプリ」の審査において、「m1審査員おかしい?」との声が多い!
ほぼ毎年炎上していますよね。
過去の「m1グランプリ」の「m1審査員のココがおかしい!」を私の視点から2つ選んでみました。
第1回m1グランプリ(2001年)
栄えある第1回「m1グランプリ」王者「中川家」。
漫才の王道「しゃべくり漫才」の真骨頂と言えるのではないでしょうか?
テンポの良い漫才で観客を見事につかんだ結果だと言えます。
対照的なのは決勝戦に進んだコンビ10組中最下位となった「おぎやはぎ」。
当時は、日本国内の3会場で一般審査員の投票も加算される方式で得点を獲得していました。
札 幌 | 大 阪 | 福 岡 | 合 計 | |
中 川 家 | 65点 | 89点 | 79点 | 233点 |
おぎやはぎ | 22点 | 9点 | 12点 | 43点 |
なぜこんなにも大差が出てしまったのでしょう?
- 「おぎやはぎ」が決勝進出したメンバーで唯一関東出身であること
- 「関東」と「関西」では、「笑いのツボ」が違うこと
- 圧倒的に観客が「テレビに出ている芸人さん」をひいきしていること
「おぎやはぎ」も、決してスベッていたわけではなく会場もウケていたのに、結果は「知名度票」という放送事故的レベルなオチが付いてしまいました。
あまりにも偏ってしまい、不満の声も高かったので、第2回目以降は視聴者投票は「無し」となりました。
第17回m1グランプリ(2021年)
昨年の2021年第17回「m1グランプリ」王者「錦鯉」。
私は本当に申し訳ないのですが、上沼恵美子さんと同様の意見でした。
決勝戦進出メンバー | 得点 | 審査員投票 |
錦鯉 | 655点 | 松本・礼二・富澤・塙・志らく |
インディアンス | 655点 | 上沼恵美子 |
オズワルド | 665点 | オール巨人 |
「錦鯉のあれって、漫才?」と思うのは、自分自身の「漫才の定義」によるものです。
やっぱり「漫才」と言えば、ピンマイクの前で動いても1歩か2歩。
「しゃべくり」で勝負するスタイルの方が好みですね。
自分自身の「面白い」と「好み」との違いが、はっきりと感じ取れた大会でした。
決勝戦では、1本目で獲得した得点の上位3組がファイナルへ進出し、2本目で審査員の投票で「m1グランプリ」王者が決定するルールとなっています。
今大会も、とある審査員の失言問題が浮上し、物議が醸し出されましたね。
「何を言っても炎上する」賞レースの審査員も、「だったらいったい何を言ったらええねん!」とキレちゃいますよ。
私の見解は、この2大会での出来事は衝撃的でしたね。
それ以外の大会はやはり納得の審査結果であり、その後のグランプリ獲得芸人さんたちの活躍が「m1グランプリ」王者であることを物語っています。
「良い」も「悪い」も「炎上事件」もひっくるめて、全体的に「面白い」が続くm1グランプリはやはり「上手い」番組だなと感じました。
m1審査員が選んだ錦鯉優勝納得いかない!おかしいとの声
「笑いのツボ」は、千差万別。
そんな「笑い」を商いとしている芸人たちの目標である「m1グランプリ」。
その「m1審査員」が選んだ「錦鯉、優勝!」に納得いかない!おかしいとの声が殺到!
みなさん、かなり不満に思っていますね。
オズワルドも本当に上手いのにまさかの2本目の失速、錦鯉のこれでもか!というほどの「おバカ」の極み、インディアンスの分かる人にはぶっささるコアなネタとテンポ。
私自身も「まさかの!」錦鯉の優勝でしたが、長谷川さんのおっさん泣きに私も「もらい泣き」してしまいました。
自分が推している芸人さんのことは、やはりひいきして見てしまいますよね。
でも、「m1グランプリ」の神髄は「生放送」であること。
リアルタイムで芸人同士の勝負を目の当たりにできるところは、見てて胸が熱くなります。
なので、その時にならないと分かりませんし、ハプニングが起こったら「どう対処するのかな?」というところが視聴する醍醐味ではないでしょうか?
「m1グランプリ」王者への賛否両論がありますが、2021年は「場の雰囲気をつかんで、勢いに乗れた」芸人さんが錦鯉だったということと感じます。
M-1グランプリの審査基準は?
2001年から年末の恒例行事となっているお笑い賞レース「Ⅿ-1グランプリ」
<賞レースとは?>
- 賞を獲得することを目的とした、技能や作品の出来栄えを競うこと。
芸人さんたちの一大イベント「Ⅿ-1グランプリ」の審査基準とはどんなものなのでしょうか?
「Ⅿ-1グランプリ」の特徴も含めて調査してみました。
「Ⅿ-1グランプリ」の特徴
「Ⅿ-1グランプリ」は以下のような特徴があります。
審査員は現役の有名芸人
そもそも「お笑い」という優劣を決めることが困難なジャンルを競技としている
コンビ結成から10年以内であれば「プロ・アマ問わず」誰でも参加ができる
それ故に「面白くない」と確実に敗退していく
既にメジャーとなっている芸人コンビや、インディーズで活動しているほぼ無名に近い芸人コンビが、「ごちゃ混ぜ」で一つの土俵で勝負。
その部分は、まさに画期的と言えますね。
審査員も現役で活動している有名芸人さんなので、Ⅿ-1グランプリ獲得となると「プロからの承認」が得られる点が有難いですね。
「Ⅿ-1グランプリ優勝!」と同時に、各テレビ局からのオファーの電話で、マネージャーさんがワチャワチャしている光景まで「放送終了後の舞台裏」として放送されます。
「人が成り上がっていくということは、こういうことなのか~」と実感する瞬間ですね。
逆に敗退して泣き崩れる芸人さんたちの姿も観れて、「人生ってドラマだな」と感じますよ。
勝者と敗者のギャップを見せつけられ、世間への影響力も強い番組だと言えます。
オール巨人の「M-1審査基準」は?
「しゃべくり漫才」で一世風靡し、9回にもわたって「Ⅿ-1グランプリ」審査員を務めてきたオール巨人さん。
自身も「昨年で辞める」と公言していましたが、オール巨人さんの「Ⅿ-1審査基準」とはどんなものなのでしょうか?
M―1では▽聴いていて心地よいリズムができているか▽下ネタや汚物をネタにしていないか▽誰もが分かるネタか――の3項目を審査基準としていたことも明かした。「練習量、息とか間とかを非常によく見ている。会場の笑いの大きさももちろん加点の対象。流れがいいということは、練習量が足りているということ」。
引用先:オール巨人の「Ⅿ-1審査基準」は3つだった
- 聴いていて漫才のテンポやリズムが心地よいか?
- 下ネタなどで笑いをとっていないか?
- 老若男女問わず、誰もが分かるネタか?
このように、オール巨人さんの持論に基づいて審査していたようです。
その他にも、7名の審査員さんたちも持論に基づく審査をしていると思われます。
確かに「お笑い」というものは、優劣が決められないジャンルですよね。
好き嫌いもありますし、自分が観て「面白い」「面白くない」というツボもみんな違います。
それでも審査しなければならない審査員側も、相当悩むでしょうね。
審査員のナイツ塙さんの、m1グランプリの総評もコメントとして視聴できるのは有難いでことですよ。
m1審査員がおかしい錦鯉優勝納得いかない!M-1の審査基準は?:まとめ
今回は、「m1審査員がおかしい!錦鯉優勝納得いかない!Ⅿ-1の審査基準は?」について調査してみました。
m1審査員がおかしい…第1回m1グランプリの視聴者投票は放送事故レベルにおかしい
錦鯉優勝納得いかない…私自身も納得いかないがそれは「自分の持論」と異なったせいであって、「あの時あの場所を制したのが錦鯉だった」ことには納得
Ⅿ-1審査基準…現役の有名芸人さんそれぞれの持論に基づく審査である
このような調査結果となりました。
いよいよ「2022年m1グランプリ」も準々決勝まで駒が進んでいます。
「どんな芸人さんたちが勝ち残っているのか?」「今年のm1グランプリはどんな展開になるのかな?」など、期待に胸が膨らみます。
あと、ナイツ塙さんは本当に審査員を辞退したのかも見もので、私として「あのポジションは美味しいのにな…」と思っていますよ。
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