小学校受験での男の子の服装や髪型で気を付けるべき点は?
どんな服装が基本で、どんな髪型が好印象となるのでしょうか?
小学校受験においてお試験用の服装も髪型も第一印象を左右する大事な要素のひとつですよね。
特に私立の小学校、難関といわれている都内有数の小学校では、
「あそこを受けるには襟の形は◯◯がいい。」
などといった噂もお聞きするかと思いますが実際どうなのでしょうか?
自身の我が子も小学校受験をし難関付属小学校からご縁を頂いております。
その経験と、お教室、周りのお友達や先輩ママから見聞きしたリアルな情報を詳しくご紹介して参ります。
小学校受験男の子の服装の基本

小学校受験男の子服装について基本から忘れてはいけないアイテム、購入場所まで詳しくまとめています。
小学校受験男の子の服装 基本のセット
小学校受験での男の子の服装は、
「白ポロシャツ+ベスト+半ズボン」これが基本です。
それに加えて無地の靴下と黒靴があれば、男の子の受験スタイル一式整います。
夏などの時期に行われる学校説明会、見学会などでは、気候を考慮して「白ポロシャツ+半ズボン」で良いです。
アイテムごとに詳しくご紹介していきます。
- 白ポロシャツ
- 半ズボン
- Vネックベスト
- 無地の靴下
- 黒靴
白ポロシャツ
女の子ほどさまざまな種類がないような男の子のお受験服ですが、白いポロシャツ一枚選ぶにも注意点は色々あります。
- 白色
- 半袖
- 「鹿の子」か「天竺」がおすすめ
- 型崩れしにくく縫製の良い物
- 目立つブランドロゴマークはNG
白色の半袖のポロシャツです。
生地は「鹿の子」または「天竺」の物がおすすめです。
「鹿の子」ポロシャツはいわゆるよく見かける一般的なポロシャツです。
男の子らしい活発な印象になります。
「鹿の子」ポロシャツよりももう少しかちっとした印象を与えるのが「天竺」シャツ(※ポロシャツのようにかぶりのもの)です。
つややかな生地感によって衿元も上品になり、きちんとした印象を与えてくれます。
都内私立小学校において、東よりの都心の小学校では「天竺」シャツ、西に行くほど「鹿の子」ポロシャツが良い。
というのは、とあるお受験プロ(?)、ベテランお教室先生のご意見です。
こういった都市伝説的な噂は沢山ありますのであくまでご参考程度に。
でも確かに、鹿の子ポロシャツは男の子らしくスポーティーな印象で、天竺シャツだときちんとしたお坊ちゃまっぽい印象を作れますので、一理ありそうなお話ではあります。
いずれにしても、数回のお洗濯では形崩れせず、シワになりにくく縫製も良い上質な物を選ぶ事が大切です。
ラルフローレンなど、一目でわかるブランドロゴマークが刺繍されている物はNGですのでご注意を。
お受験用として販売されている物をおすすめします。
洗い替え用も含めて最低2着あれば、都内私立小学校のハードな受験スケジュールも乗り切れるかと思います。
ボタンは一番上まで留めて下さいね。
何より、襟のちょっとした形の違いや首元の開き具合で印象を大きく左右するので、お子さん自身に似合っていること、お子さまの一番の魅力を引き出してくれるシャツであることが大切です。
半ズボン
一瞬の見た目ではさほど違いがないような男の子のお受験用おズボン。
ですが、選ぶべきポイントは沢山あります。
- 紺色(またはグレー)
- ウール素材
- 股下7〜8cm
- ポケット有り
おズボンの色は紺色、学校によってはグレーでも良いでしょう。
素材はウールの物が良いです。
またはポンチ素材の物など、きちんとしたハリ感があってシワになりにくく、動きやすい物が良いです。
綿100%の物はあまりおすすめしません。
丈は股下7〜8cmぐらいが良いです。
短い?!という印象を持たれるかもしれませんが、お受験界ではこの元気な印象の半ズボンが一般的です。
行動観察や運動など動きのあるお試験内容があるからです。
七五三でお召しになるような長めのハーフパンツの方はほとんどお見かけしません。
そしてハンカチ、テイッシュを持参してお試験を受けるので、ポケットがある事も重要なポイントです。
動いてもポケットから落ちる心配がないか、事前にチェックされて下さいね。
Vネックベスト
ポロシャツの上にベストを着用します。
ポイントはこちらです。
- 紺色またはグレー
- Vネック
- ニット素材
- ラインなどで個性を出す
ニット素材のVネック、無地の物で色は紺が基本です。
学校によって、グレーをお召しになるお子さんもいます。
お子さん方が一様に紺色一色の同じようなお洋服の中で、個性を出し良い意味で目立つにはベストの選び方にかかっているといっても過言ではありません。
同じVネックでも、少し丸みのあるVだとやわらかい印象、Vの角度が深いと凛々しく見える、など衿元の開き具合でお顔の印象も変わってきます。
編み柄の有無によっても印象が違ってきます。
また、ベストの衿口と袖口に別の色(グリーン、チャコール、ワイン等お色は様々)でラインを入れる事で個性を出したりもします。
天現寺や国分寺のあの難関付属小では、あえてスクールカラーのお色をベストのラインに入れる方もいらっしゃいます。
学校に対する本気の想いが先生方に伝わっているのかどうかは定かではありませんが、もう縁起担ぎというか、ママたちの真剣な思いが伝わってきますね。
既製のものもありますし、特別なお色を入れるならオーダーで作れたりもしますので早めにご準備されることをおすすめします。
倍率が高く難関と言われているところが多い私立小学校での面接やお試験での第一印象はとても重要です。
その為には、生地がしっかりしていて縫製の良い上質なもの、そして何よりお子さんに似合っていて一番の魅力を引き出してくれるベストをぜひお選び下さい。
因みに、国立の小学校はお試験でのお子さんの動きやすさに重点を置いて選ばれて下さい。
ベストのラインのお色やポロシャツ襟の形などといった見た目の印象に悩まれる必要はあまりありません。
無地の靴下
靴下は白色の無地のものが定番です。
学校によって紺色の靴下を履かれる方もいます。
靴下の長さはくるぶし丈でもなく、ハイソックスでもなく、ふくらはぎ下くらいまでのものです。
黒靴
お靴は黒色です。
ローファーが見た目には一番きちんとして見えますが、未就学児のお子さんに本革のローファーは歩きにくかったりしますよね。
ですので、ローファーといっても深めの履き心地で靴の柔らかい動きやすいお靴をお選びになることをおすすめします。
合皮でもOKです。
移動時間が長かったっり、どうしても合うお靴がなければ、黒色のスニーカーでも良いと思います。
ブランドロゴやラインなどが目立たない、瞬足などの靴底まで真っ黒のスニーカーです。
忘れてはいけないアイテム・小物
ハンカチ、ティッシュはお試験本番でも必須です。
ハンカチは白地にワンポイント刺繍が入ったものなど派手すぎないもの。
ティッシュは紺地などの布製ティッシュケースでお持ちになると良いと思います。
お受験グッズを取り扱うお店、百貨店お受験服売り場等で揃っています。
ポケットが膨らみすぎないように子供用の小さいサイズのティッシュで。
ちなみに鼻血を出しやすかった我が子はティッシュケースの中に、鼻ぽんも忍ばせておりました。
それから、秋も深まる受験本番シーズンではアウターも必要でしょう。
やはりここでもコートは紺色が定番です。
お試験中はお母様が畳んで持っていることになりますので、シワになりにくく分厚すぎない秋物のコートで良いと思います。

お受験用お洋服買う時期は?おすすめのお店は?(男の子)

お受験用のお洋服を買う時期は早過ぎず、遅すぎずです。
願書用のお写真を撮るのは8月中旬あたりから9月初旬でしょうか。
ですので、7月から8月中には一式揃っているようにします。
オーダーメイドで作っていただくものはお店によって注文時期もそれぞれですのでよくチェックされて下さい。
早いと年中さんの3月頃に採寸、注文というところもあります。
また注意すべき点はサイズです。
購入、注文時期から実際お試験で着用するまでには半年またはそれ以上あるかと思います。
その間、年長さんの夏は特に、お子さんの背はぐんぐんと成長されるでしょう。
その分を見越してサイズをよく検討されて下さいね。
お受験服を揃えるには百貨店やお受験用品専門店がありますが、おすすめのブランド(お店)をいくつかご紹介します。
既製品で取り揃えているところもあれば、オーダーメイドをされているところもあります。
ファミリアは定番ですね。
お受験服もそうですがお受験小物が豊富です。
百貨店に入っているので便利です。
他3店のマムエモア、PRINCESS E、七里(現在オンラインショップのみ)は既製品、オーダーメイドと豊富な品揃えのお受験用品専門ショップです。
受ける学校によって服装は変えるの?(男の子)
学校によって服装を変えるということは女の子ほどはありません。
男の子はどんな学校でも、「ポロシャツ+ベスト+半ズボン」が定番のスタイルだからです。
ただ、受験する学校によって見せたい、作りたいイメージがあったりしますので、襟の形、ベストのラインやデザインなどで着分けるという作戦もあります。
小学校受験男の子の髪型は清潔感が大事

小学校受験での男の子の髪型はどんな点に注意したら良いのでしょうか。
基本は清潔感がポイント
小学校受験での男の子の髪型、基本は清潔感です。
前髪が目にかからず、耳は出す。
襟足は長すぎないように。
特別に目立つような髪型にする必要は全くありません。
年相応の品格を持った男の子らしさと利発的な印象が大切です。
前髪の長さは?
前髪は目にかからない長さにする事が大切ですが、実際どんなふうにしたら良いか悩みますよね。
お顔がきちんと見えて明るい印象を与えている事がまずは大前提。
更には横分けにして額をちょっと見せた方が更に凛々しく見えるなとか、前髪がちょっと長めの方が大人っぽく見えるかも等、お子さんそれぞれで良いと思います。
前髪の長さをどの位の長さにするか、ミリ単位でお教室の先生にご相談されているお友達がいましたが、気持ちはとってもわかります。
それぐらい信頼できるお教室の先生に出会えたらいいですよね。
自身が我が子の小学校受験の時には、お教室の先生、塾長、お受験用お洋服をオーダーしたテーラーのデザイナーさんにまでご意見を伺いました。
今となっては、前髪の長さミリ単位で何をあんなに悩んでいたんだろうと思ってしまいますが、ママたちみんな同じです!
整髪料は使う?
髪型が崩れないように整髪料等でセットするのも良いですが、あくまでくずれ防止程度に。
ガチガチに固めたり、前髪をスタイリング剤で上げたりされているお子さんはあまり見かけません。
自然な清潔感のあるお子さんらしい髪型で良いと思います。
小学校受験男の子 服装や髪型で合否に関わるの?

小学校受験での男の子の服装や髪型で合否が決まってしまうなんていうことがあるのでしょうか?
もちろんその見た目だけで決まってしまうなんて事は決してないでしょう。
あくまで、お試験でお子さんや保護者様がお持ちのお力を全て発揮できる為の補助的な事柄に過ぎません。
何が正解なのか曖昧な事が多々ある小学校受験。
「あの小学校でのお洋服は〜がいい」などという噂に流され過ぎませんように。
基本さえおさえていれば、お子さんに一番似合っていて、一番輝ける服装である事が大切なのかもしれません。

小学校受験男の子の服装・髪型:まとめ
小学校受験の男の子の服装や髪型について、決して学校側から指定があるわけではありません。
けれども暗黙のルール、公ではないけどなんとなく引き継がれている決まりのようなものは実際あります。
そんなルールを知らないよりは知った上で、お子さんに一番似合った格好でお試験に臨まれるのが良いのではないでしょうか。
何より、受ける学校に対して礼を尽くした装いで臨むことが大切です。
小学校受験をお考えの、又お受験準備真っ只中の男の子ママ達に、少しでもお役に立てることを願っております。
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